口角炎治療と水虫治療に用いる薬と乾燥との関連性

口角炎は唇の両端が切れてしまったりして出血を伴い、炎症を起こしてしまう病気の一つです。冬の乾燥の時期には乾燥によって口元が切れてしまうことが発端になって、そこから感染が起こってしまうというのが主な発症パターンとなっています。口角炎の原因は様々であり、レンサ球菌などの細菌感染である場合もあれば、カンジダなどの真菌感染である場合もあります。アトピー性皮膚炎が原因となっていて感染が原因ではない場合もあるため、口角炎になってしまった場合の治療は原因に合わせて行っていくことが必要になります。もし口角炎の原因がカンジダ感染のような真菌感染である場合には水虫治療に用いる薬をそのまま使用することができる場合もあります。水虫の原因となっているのは白癬菌と呼ばれる真菌の一種であり、水虫治療においては抗真菌薬が用いられます。抗真菌薬はその殺菌的な作用がカンジダに対しても有効であるため、水虫治療に用いられる薬をそのまま口角炎の治療に用いることができる場合があるのです。しかし、一般に市販されている口角炎向けの軟膏は抗真菌薬ではなく、広くどのような口角炎であっても対応できるように殺菌成分や炎症抑制成分、栄養成分などを含んだ製剤となっているのが一般的です。そのため、口角炎の薬を水虫治療に使おうと考えても治療効果を期待することはできません。カンジダ感染症は免疫力が回復すれば自然治癒できることが多いため、軟膏に含まれるビタミン類によって栄養が補給されることで改善に進むのが一般的です。また、治療においては患部を乾燥させたままにしておくことが炎症を悪化させないためには重要であり、舐めたりして湿らせてしまうのは逆効果であるということに留意が必要です。